UNDEFEATED x NIKE AIRMAX90 “Anthracite” モノトーンのスパルタンな一足！

ナイキを代表するモデルの一つ「AIRMAX 90」の30周年となる2020年。
昨年末に8カラーのコラボレーションモデルをリリースし、大きな話題となってからわずか3か月。
鮮やかな色使いが印象的だったバージョンから一転、今回はブラックのワントーンにまとめ上げられた精悍なモデルをリリース。
シンプルな外観の中にテックウェアのような要素や素材使いなどのこだわりを感じさせる一足のディテールをUNDFEEATED SHIBUYAからお届け。

発売当日となるオープン時の店内のスニーカーウォールは、前回同様にコラボレーションモデルで埋め尽くされる。
壮観なディスプレイとなる店内には多くのスニーカー好きが足を運んだ。
早速ディテールをチェック。

エアマックス90という完成されたモデルのコラボレーションモデル(別注モデル)は、ブランドやショップのセンスや手腕が問われる一足。
前回はブラックとホワイトのベースカラーにレッド、グリーン、イエロー、ブルーの4色という8モデルを展開し、同店の世界観を表現しながらも目を惹くカラーリングが印象的だった。
今回はアンスラサイト(石炭のようなブラック)を基調としながらも、色合いや素材使いによって陰影を感じさせる外観になっている。

細かい部分にはアンディフィーテッドとのコラボレーションを表すディテールが。
シュータン部分にはアイコンとなる5本線の「ファイブストライクス」、バックタブから透ける形でUNDEFEATEDロゴ、インソールにはレッドでロゴが配置される。
さりげない主張の中にもロゴをリフレクター仕様で配置するなど、日常に取り入れやすいデザインながら大胆な部分も垣間見える。

アッパー部分はアイステイのプラスチックをマット仕上げの半透明仕様にしている。
ハイテクシューズの先駆けとも言えるAIRMAX90を現代のテックウェアともマッチする雰囲気を感じさせるパーツ。
シュータン部分のリフレクターやオーバーレイ(シューレースを通し始める部分)を格子状のプリント仕上げにして、メッシュ部分との統一感を感じさせつつも珍しい仕上げ。
サイド部分もアイコンとなるマッドガードやロゴウィンドウなどのパーツを廃し、クリーンな外観に変化させている。
素材使いやカラーリングの変更に留まらず、大胆に手を加えるUNDEFEATEDのセンスを感じさせるデザインになっていると感じる。

バックタブ(ナイキロゴが配置されるプラパーツ)もアイステイ同様の半透明のクリア仕上げ。
同モデルのデザインの中でも印象的な部分だけに非常に目立つディテール。
その下から透けるようにUNDEFEATEDロゴが透ける仕様はクリアパーツを使用したからこそ可能なデザイン。

ミッドソールも凝ったデザイン。
クリアがかった質感の表面にペンキを飛ばしたようなシルバー(グレー)のドットが細かく配置され、その中にAIRMAXロゴも配置。
遠くから見るとシンプルだが、近くから見るとこだわりのディテールを楽しむ事が出来る。
エアバッグを囲むミッドソールウェッジも同色系でまとめられ、スパルタンな印象。
その中にあるエアバッグはホワイトでアクセントを与えつつもモノトーンの統一感は崩さない隙の無いデザイン。

ブラックのワントーンでまとめられたアッパーとは対照的に、アウトソールはホワイトベースのものをクリアソールで囲む、凝った造り。
歩くと汚れやすい点は否めないが、スペシャル感のあるクリアラバーとホワイトの組み合わせはスペシャル感を感じさせる部分であるとともに、歩く度にソールが見える事で新たな表情も楽しむ事が出来る。

30周年を迎える2020年はAIRMAX90の注目モデルが多くリリースされる事が予想されるが、モノトーンのクリーンな外観ながらもショップのセンスと世界観を感じさせるモデルは、存在感を感じさせる秀逸な一足だと感じた。
同モデルのハイテクな雰囲気を強調しつつ、日常でも取り入れやすいデザインはあらゆるシーンで活躍してくれるはず。
前回のモデル同様、注目度の高い一足になるはず。
是非、店頭で実物をチェックしてその質感やデザインを確かめてみて欲しい。

【鮮やかな発色の関連モデル】
鮮やかな発色！AIRMAX 90 UNDEFEATED “Pacific Blue”

【この記事に関連する店舗】
UNDEFEATED SHIBUYA(アンディフィーテッド 渋谷)