ロボットと歩む未来!銀座ソニーパークで開催中のAffinity in Autonomy<共生するロボティクス>
SONYの20年間培ってきたロボティクス(ロボット工学)のノウハウとともに、人間とロボットの共生をテーマとして提案するイベント「Affinity in Autonomy<共生するロボティクス>」。
ロボットが人間と共に歩んでいく未来のイメージを5段階の進歩に分けて展示し、イメージが出来る流れになっている。
このイベントはミラノデザインウィーク2019でも好評を博しており、その凱旋展示として銀座ソニーパークでも体験出来るチャンスがやってきた。
そんなソニーのテクノロジーと共にロボットと触れ合いながら未来を感じる事が出来る会場の様子をお届け。
なお、展示の内容は会場のスタッフの方の説明が分かりやすくて丁寧なので、説明を聞きながら展示を体験するとロボットへの愛着も湧くと思うのでオススメです。
エントランスは近未来的な虹色のマジックミラーのようなパネルで構成されている。
様々な事象を感知して反応したり自発的に行動するロボットの多様な進化や人と共生していく境目が無くなっていく様子などを表現しているのかもしれない。
モニターに展示されているのはソニーのセンシング技術が活用されている製品たち。
カメラの要となるセンサーや会場内にもいるaibo(アイボ)をはじめ、スマートフォンや自動車など様々な分野に活用されている。
「AWAKENING 目覚め」と題したブースではロボットが非人間を認識する初期段階からの進化が分かるモニターが並んでいる。
1枚目ではドットのみが表示され人間が通過したことを認識するにとどまっていた物が、徐々に人間の形を認識してモニターにその形を映し出そうとする様子に変化していく。
初期段階の中にもロボットの着実な進化を感じさせる仕掛け。
モニターの前を歩くとこんな感じで反応してくれます。
銀座ソニーパークではロボットが人間を認識する進化が分かります。徐々にドットが人間の形に近づいていく感じです。↓https://t.co/xS1JNUQfkZ#AffinityInAutonomy #ginzasonypark #銀座ソニーパーク #aibo #アイボ #sonyaibo #ソニーアイボ #ロボティクス pic.twitter.com/wNlLD0xHAh
— SONAR TOKYO (@SonarTokyo) December 26, 2019
「Accordanceb 協調」が2番目の段階。
大きさの異なるボール状の原始的な形をしたロボットは大きさも個性も様々。
それぞれが連動して動いており、時には人にも反応するが近寄ってくる個体もいれば一定の距離を保つ個体も。
コミュニティを形成し、人間に溶け込んでいくプロセスを感じさせる。
このスペースにいると逆に人間がロボットのコミュニティに入るような気分にもなる。
第3段階が「Autonomous 自律」と題したスペースの展示。
球状のカゴに入ったアームのようなロボットが出迎えてくれる。
自我をもったロボットの光る先端部分に手をかざしたりする事で、様々な反応を見せてくれる。
その時に自分自身がどのような感情を抱くのか。
それもロボットとの未来を描く一部になるのかも知れない。
時々休憩して先端(頭!?)を下に向ける様子も、自分の意思で動いているのだと感じさせられる。
SONYと言えばaibo(アイボ)を思い浮かべる人も多いはず。
「Affiliation 共生」をテーマにしたスペースではまさに家族やパートナーとして共に生きる存在としてのaiboと触れ合う事が出来る。
撫でたり驚かせたり、話しかける言葉によって様々な感情のパラメーターが書かれている方向に進み、光の色などでそれが分かる仕掛けになっている。
喜びや怒りなどは引き出しやすいが信頼などは時間がかかりそうだ。
是非スタッフの方と一緒にaiboの色々な表情を楽しんで見てほしい。
センサーやロボットという概念から一歩進んだ存在として、感情を動かされるような感覚を味わえるはず。
AIBOが動いている様子がこちら。
AIBOと触れ合った時の気持ちが、グラフィックや移動する方向で分かります。動きがとても可愛らしいです。https://t.co/xS1JNUQfkZ #AffinityInAutonomy #ginzasonypark #銀座ソニーパーク #aibo #アイボ #sonyaibo #ソニーアイボ #ロボティクス pic.twitter.com/17RcR2RUCK
— SONAR TOKYO (@SonarTokyo) December 28, 2019
この展示の最後の段階が「Association 連帯」。
人間を自分から探して発見したら、アンケートを頼んでくるロボットがスペース内を動き回っている。
回答者の大きさを認識してアンケート画面が埋め込まれているテーブルの高さを調節してくれるなど、これまでの展示が基礎となっている。
人によっては人間にアンケートを依頼されるよりも回答しやすいのではないかと感じた。
また、一定時間稼働すると充電スペースに戻りたがる。
スタッフの方が充電スペースに戻って充電するのを手伝う事もこれまでのロボットのように機械的な役割を果たすだけでなく、人間との関わりが感じられる場面だった。
こんな感じで人を探しています。
このロボットは人を探して動き回ります。発見するとアンケートをお願いしてきます。エネルギーが減ると部屋に戻って充電してもらっていました。https://t.co/xS1JNUQfkZ#AffinityInAutonomy #ginzasonypark #銀座ソニーパーク #aibo #アイボ #sonyaibo #ソニーアイボ #ロボティクス pic.twitter.com/VmrQhkIgGU
— SONAR TOKYO (@SonarTokyo) December 29, 2019
3枚のモニターでは人とロボットが共生する新しい暮らしをイメージする映像が流れているが、モザイクやドットのような質感の画面は、まるでロボット自体が共生する未来を思い描いてるような印象。
SONYのテクノロジーがこうした体験出来る形で展示されているのはもちろん、機械を前にしての体験にどこか暖かみのようなものを感じられる。
ロボットに興味のある人は勿論、aiboのファンの人などはさらに興味や関心を刺激してくれるはず。
【このイベントが行わた場所】
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