adidas ZX ALKYNE atmos “NEO TOKYO” 未来を表現した極彩色！
adidas originals(アディダスオリジナルス)からリリースされる最新作「ZX ALKYNE（アルカイン）」。
スニーカーショップatmosからはすでにアニマルパターンを用いた別注モデルがリリースされているが、今作はアディダスの名作「ZXシリーズ」の未来の姿をイメージし、東京を拠点とする同店が”NEO TOKYO”をキーワードに未来的な世界観とネオンの鮮やかさを落とし込んだ意欲作が登場。
ベースのフォルムを活かし、ハイテクシューズとしての魅力を引き出した注目の一足をご紹介。
アディダスのクラシックランニングシューズとして多くのファンが存在するZXシリーズのフォルムを未来的なフォルムに昇華させた、すっきりとしたアッパーに適度なボリューム感のあるソールの組み合わせが特徴。
スーパーカーのようなフォルムと、独特の素材感がこれまでのスニーカーとは一味違う雰囲気を醸し出している。
アッパーは目の細かいバリスティックナイロンのような素材と、リフレクターやイリディーセント素材(見る角度により異なる色になる虹色のような素材)を多用。
明るい状態でも不思議な色合いと質感を感じるが、本領を発揮するのは様々な方向から光が当たる夜の時間帯。
ピンクヤグリーンのイリディーセントやブルー調の冷たい光り方をするリフレクターにより、複雑なパーツ構成を強調するカラーブロックになっている。
シューレースもリフレクター仕様となっており、全方位的に輝きをアピールしている。
スペアのパープル調のシューレースも付属するが、こちらの方がNEO TOKYOのコンセプトを強調しているように思える。
つま先側に装着されるデュブレ(飾りのパーツ)もレンチキュラー(見る角度により見える文字が変わる素材)により、atmosとadidasの両方のロゴが浮かび上がるコラボレーション仕様。
どこか懐かしさを感じさせつつも、ハイテク風な遊び心を感じさせる。
シュータンの素材はスエードに近いフェルトのような薄手の素材で良いフィット感。
タンは短めなのでシューレースの中に納まってしまうが、凝ったデザインは隙間からも見てとれる。
ヒール部分のホールド感も強いため、シューレースを緩めにセッティングしてディテールを主張するのも良さそう。
ミッドソールはBOOSTフォームを厚めに使用し、スモーククリアのTPU素材でガード。
車のサイド部分のような滑らかさを演出しつつも非常にしなやかな質感のため、ビジュアルと履き心地を両立している。
アウトソールもZXシリーズの面影は残しつつ、ヒール部に角度を付けるなど未来的なデザインに仕上がっている。
肉抜きされたラバーから顔を覗かせるBOOSTフォームで機能性を主張しつつ、ガードしたサイド部分以外にフォームが変形する余地を残している。
実際に履き心地もフォームの質感を感じさせる気持ちよさ。
特別仕様のインソール。
様々なフォントのTOKYOや漢字の東京の文字がプリントされている。
素材自体は薄手のものとなっており、ミッドソールにクッション性を任せているように感じる。
インソールを差し替える場合は薄手の物を用意したいところ。
スペアのシューレースははシュータンの色味に近い仕様。
一見地味に感じるが上品な雰囲気も感じさせ、明るい時間帯や様々な服装にも合わせる事が出来るアイテムではないだろうか。
実際に着用した画像。
光の強さや角度で色彩の鮮やかさや発色が異なり、見る度に印象が変わる。
メッシュ部分にも反射素材が用いられているのも面白い点だが、通気性は通常のメッシュ素材よりは少ない印象。
薄いアッパーのため、熱がこもるうような事は少ないはず。
■■■■サイズ感(写真では27cm)■■■■
サイズ感は通常のアディダスのサイズに近いがつま先はややタイトに感じた。
土踏まずの部分は普通で、ヒールのホールド感はしっかりしている。
YEEZY BOOST 350V2よりは少し大きめという印象。
実際にサイズを選んだ感覚では、27cmを選んだが、27.5cmになるとつま先の空間がサイズ感以上に広く感じたり、外観もハーフサイズ以上に大きく見えた。
実際に試着しフィット感や全体とのバランスを確かめるのが確実だが、参考になれば幸いです。
他のブランドではエアマックス系に近い印象。エアマックス95よりはゆとりがあるように感じた。
エアフォース1よりは小さめ。
(個人的な感想です)
アトモスとアディダスの協業店舗となるA.T.A.Dではスペシャルモデルのリリースを記念した特別なインスタレーションを展開している。
今後のZXシリーズのリリースを予感させるアルファベットの配列や、ZX ALKYNE atmos “NEO TOKYO”の世界観をアニメーター、イラストレーターとして活躍するtarou2氏によるグラフィックとアニメーションが店内をジャック。
購入を考えている人は、是非店頭でもその雰囲気を感じ取ってみて欲しい。
また、購入者は先着でtarou2氏の書き下ろしたポスターを手に入れる事が出来る。数には限りがある場合があるので、検討している方はお早目に。
スニーカーの雰囲気を見事に表現し、スニーカー←→作品のそれぞれが魅力を引き出し合っている。
シンプルなカラーブロックのベースモデルながら、パーツ構成の豊富さを最大限に引き出し、未来のZXとNEO TOKYOというコンセプトを表現した意欲作「ZX ALKYNE atmos “NEO TOKYO”」。
アトモスの得意とする豊富なカラーブロックと奇抜さにより、これぞ別注モデルという特別感を感じさせる一足に仕上がっていると感じた。
是非実際に手に取って、その質感やギミックを確かめてみて欲し。
【この記事に関連する店舗】
A.T.A.D(エーティーエーディー) atmos/adidas
