OFF-WHITE x NIKE VAPOR STREET 2色フォトレビュー
OFF-WHITEの創設者、ヴァージル・アブローとナイキのタッグにより、進歩を続けるアスリートをテーマにした「ATHLETE IN PROGRESS(アスリート イン プログレス)」のコレクションとして発表された「AIR ZOOM TERRA KIGER 5(エアズーム テラ カイガー 5)」。
その続編としてリリースされたVAPOR STREETは、前作のダブルシューレース踏襲しながらもこだわりのディテールが新たに盛り込まれた、印象的なモデルに仕上がっている。
今回はそのうちのブラックとイエローをご紹介。
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・ブラック
・イエロー
・着用イメージ
・サイズ感
・NIKE LAB MA5での順番と在庫など
ブラック
ボックスはスウッシュの下にあるアイコンと同色のオレンジ。
不規則に開けられたホールからは包装用ペーパーのOFF-WHITEのロゴが顔を覗かせる。
光沢感のあるスペシャルな仕様となっている。
包装用のペーパーはイエローベースにロゴが連続してプリントされたもの。
全体をブラックでモノトーンにまとめつつ差し色としてパープルやホワイトが盛り込まれた、シックながらも目を惹く配色が印象的なブラック。
側面のホワイトのスウッシュがミッドソールから光沢のあるアッパーにかけて強い存在感を発揮している。
複雑な造形のアッパーは個性的なヴェイパーストリートに採用されてきたミッドソールの形状に負けない、それ以上の迫力を感じさせる。
光沢感のある表面素材がアッパー全体を包み込み、微妙な凹凸は見る角度により光沢の質感や陰影が異なり、様々な表情を見せる。
サイドのテキストやダブルシューレスなど、前作から踏襲したアイコニックなディテールも、アッパーの質感と相まって、新鮮な印象。
シュータンもクラシックなディテールに、芯のスポンジ素材を切りっぱなしにする大胆な仕様。
一方、ヒールカップのライナーは目の細かいメッシュが使用されており、足入れ感が良い。
ブラックのアッパーの中にロゴ入りのイエローのインソールは鮮やかで履く度に所有欲を満たしてくれると感じた。
前作からのアイコニックなディテールと言えばこのダブルシューレース。
ホワイトの平紐に装飾的な要素の強いブラックのロープレースがアクセントとなる。
ホールド感をメインのシューレースで調整し、ロープレースは結び方や絡ませ方などで個性を出せるポイント。
パープルでも面白かったかも知れないが、ブラックの統一感を感じさせるチョイスだ。
アウトソールはブラックのアッパーに対して、目の覚めるようなパープル。
細かくブルーが見え隠れする、非常に鮮やかな部分。
トラック競技のスパイクにインスパイアされたディテールはソールと相まって前作以上に「ATHLETE IN PROGRESS」のコンセプトを体現している。
イエロー
ブラックとは対照的に、とにかく色の主張が強い一足。
履くと思いのほか違和感は少ないが、挑戦的なカラーでコーディネートの想像が膨らむ。
上から眺めた時のビジュアルが最も刺激的な角度だと感じた。
アッパーのベースはデイブレークのようなクラシックなモデルをベースにした、まさにハイテクとクラシックのハイブリッドのような構成。
ブラックよりもイエローの方がアッパーのディテールは読み取りやすい。
ヒール部分のシルバーはかなり奇抜だが、光沢のある表面素材で派手さは緩和されている。
目の細かさがわかりやすいブルーのライナーで構成されたヒールカップは、ウィメンズモデルという事もあってか絞りが効いたフィット感を感じる。
日本人は踵が細い人も多いので、メンズモデルよりも足入れ感が良好に感じる人もいるかも知れない。
窮屈なほど狭いという事でなく、程よく絞ってある印象。
シュータンと併せて目の覚めるようなブルーがイエローのアッパーとのコントラストを強調している。
明るめのアッパーにブラックの平紐で引き締まった印象を与えつつ、更にオレンジのロープレースを添えて、とにかく鮮やかな印象。
シューレースホール部分にも光沢のある素材がかかっているので、シューレースの交換を考えている人には少し手間取りそうだが、ブラック同様にシューレースの色を変更してみても面白そうだ。
(先端の”SHOELACES”のロゴも大事なポイントだが)
こちらはイエローのアッパーとのバランスを取るようにクリームが買ったグレーのアウトソール。
オレンジが見え隠れする事でロープレースとのつながりが感じられる秀逸なカラーリング。
ブラック同様に、スパイクの摩耗は避けられないがおkのディテールを楽しむためには仕方なさそうだ。
着用イメージ
着用イメージ。
両カラーともに造形の奇抜さやカラーのアクセントが強いものの、意外と合わせやすいはず。
サイズ感
サイズ感はウィメンズ表記を基準にすると、メンズはハーフサイズ下げた数値となる。
メンズ28cmを履きたい場合はウィメンズ28.5cm。を選択することになる。
これでサイズ選択は可能になるが、微妙に横幅はタイトな印象。
個人的にはそのままでも問題無く履けるが、これまでメンズをジャストサイズでピッタリと履いてきた人はわずかにタイトさを感じるかもしれない。
横幅が気になる人はワンサイズアップで快適に履けると感じた。
ヒールカップもフィット感があるが、窮屈さは無い。
(あくまで個人的な感想です。)
NIKE LAB MA5での並びについて
今回は南青山にあるナイキラボMA5にて購入し、並びの番号は180番台。
招集時刻は13:30頃だが、15分前に来るように案内があった。
この時点で「ウィメンズ」サイズの29cmは完売、ブラックは28.5cmも完売し、それ以下のサイズとなっていた。
サイズの関係で購入せずに出てくる人もいたが、複数足購入する人が多く、3足購入する人も散見された。
仮に一人あたり平均1.5足購入していた場合は、この時点で250足以上の販売があったと予想される。
夕方の一般販売にもある程度行き渡った事を考えると、サイズの関係でペースが落ちても350足以上は販売されたのではないだろうか。
ウィメンズモデルとは言え大きいサイズから売れていき、それでもこの時間までメンズのゴールデンサイズ周辺を購入する事が出来る事から、しっかりと大き目の足数は割り当てられていたと考えられる。
また、アトモスの千駄ヶ谷店での並びでは90人程が並び、整理券を配布された全員が当選。
こちらでも終盤にブルー以外は27cmより上は完売(並びの大半は男性)。
一般販売にもある程度行き渡った模様。
(足を運んだ時の状況や同じ場所にいた人の話と様子、SNSなどの情報を交えて書いています。)
販売されるモデルによって需要や足数が異なるので上記が今後も関連のシリーズに当てはまる保証はないが、割り当てられた番号で自分のサイズが買える見込みがあるかなどの参考にしてもらえれば幸いです。
【OFF-WHITEのATHLETE INPROGRESS 前回のモデル】
OFF-WHITE x NIKE ZOOM TERRA KIGER 5