GEL-LYTE3 x Sean Wotherspoon x atmosフォトレビュー!トリプルコラボの名作
名作をライフスタイルとの垣根を越えてリリースするアシックスが「ASICS SportsStyle」に進化した2020年。
同ブランドのアイコンの一つともいえる「GEL-LYTE3(ゲルライト3)」も30周年を迎え、OGモデルや様々なコンセプトモデルがリリースされた。
ミタスニーカーズからもGEL-LYTE3 TRICO2020がリリースされ、ファンにとっては目が離せない一年になっており、その中でアトモスからも注目の一足がリリースされた。
ブランドを問わず、数々のコラボレーションを実現してきたアトモスがパートナーとして迎えたのが、LAのヴィンテージショップ「Round Two」のオーナーであり、スニーカーのデザインも手掛けるSean Wotherspoon(ショーン・ウェザースプーン)氏。
それそれのデザインソースや新たなコンセプトが盛り込まれた最新作をお届け。
今回は発売前のアトモス新宿店にはポップアップスペースが出現。
実物を手に取って確かめる事が出来る・
スニーカーウォールがある壁面にはトリプルコラボレーションの証であるそれぞれのロゴが鎮座。
まずは全体像。
ショーン・ウェザースプーン氏がナイキのコラボレーションの際にも採用したコーデュロイ素材を全面に使用し、アトモスが得意とするマルチカラーかつアシンメトリー(左右非対称)のデザインで仕上げられる。
通常のモデルとはカラーリングは勿論、素材使いも大きく異なるが、アシックスの製造技術により、そのフォルムはしっかりと保たれている。
右足はLAを象徴する太陽や青空、左足は東京を象徴するネオン街や雷門のカラーをデザインソースにしている。
ディテールをチェック。
カラーブロックの基礎となるパーツ構成こそ、OGモデルと同様の仕上げとなっているが、コーデュロイ素材で仕上げられたアッパーは通常のメッシュを使用しておらず、リフレクターが採用されている部分にもコットンのような素材が配置され、ランニングシューズの機能性よりも、ストリートで使用されるスニーカーとしてのデザイン性や遊び心を追求した作りとなっている。
本作の目玉とも言えるギミックが、サイド部分の面ファスナー(マジックテープ)仕様の部分。
複数色のアシックスストライプが用意され、好みのカラーリングで足元を彩る事が出来る。
ディスプレイのように複数張り付けてみても面白そうだ。
小さなパッチはSean Wotherspoonロゴやatmosロゴも用意され、アクセントを添える遊び心も。
全くパッチを貼らずに履きこなす事も可能。
GEL-LYTE3のデザイン・機能面のアイコンでもある「スプリット・タン」。
通常の1枚のシュータンでは味わう事が出来ないフィット感を得る事が出来るギミックだが、素材使いによって新たな表情を感じさせてくれる。
シューレースの太さや色を変更する事で更に表情を変化させる事が出来る。
個性を出せるポイントなので、手に入れる事が出来た人は色々チャレンジしてみると面白そうだ。
細かいディテールとして左右に「LA」「TYO」の小さな刺繍が配置されている。
ヒール部分のGEL-LYTE3ロゴは2色の糸を用い、版ズレのような立体的な視覚効果のあるビジュアル。
左右で「ASICS」や「GEL」ロゴの色使いも異なり、細部までクレイジーカラーでアシンメトリーという、atmosらしい仕上がり。
インソールも左右で異なるカラーの物が採用されている。
Sean Wotherspoonロゴとatmosロゴが左右に配置され、トリプルコラボレーションである事をここでも主張している。
アウトソールも前後で異なるカラーかつ、左右で異なるカラーを配置した徹底したマルチカラー仕様。
スニーカーとしてのデザインを追求しているが、ソールは通常モデルと同じ物が採用されアシックスらしい快適な履き心地を提供してくれる。
履き心地に定評のある同ブランドの美点は、お気に入りのスニーカーをストレスなく一日中楽しめること。
スニーカーを選ぶ際には重要なポイントだ。
ヒールの「GEL」ロゴの布部分はカットすると別のデザインが現れるギミックが隠されている。
手に入れた際は是非その仕掛けを楽しんでみて欲しい。
こうした機能には関係のない遊び心もコラボレーションモデルらしいポイントだ。
ボックスもリサイクル素材を使用している。
今作ではキッズサイズも展開される。
親子・家族で同じデザインのスニーカーを揃えるのもスニーカー好きにとっては大きな楽しみの一つ。
アシックスストライプやパッチでデザインを変更する事は出来ないが、完成度の高い仕上がりになっている。
子供が履く際には脱落するパーツが無いのは合理的だと感じた。
さらに、シューレースはゴム仕様となっており、スリッポンのような仕様。
ディテールを再現するよりも、実際に履く時に必要な仕様に変更されているので、手に取りやすいはず。
今作はアシックスの名作にSean Wotherspoon氏の注目度やアトモスの遊び心溢れるデザインコンセプトが詰め込まれたスニーカーの楽しさが満載の一足になっていると感じた。
その話題性から多くの人の注目を集めているのも事実だが、アシックスの名作の履き心地とそのデザインやコンセプトなど、完成度の高さもGEL-LYTE3の30周年を彩るにふさわしいモデルの一つと言える一足だ。
是非アシックスのファンは勿論、これまでアシックスを履いたことのないスニーカー好きにもてに取って、スニーカーの楽しさを感じてみて欲しい。
【動画でもディテールをチェックしてみて下さい】
GEL-LYTE3 OG SW x ASICS SportsStyle x atmos
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— SONAR TOKYO (@SonarTokyo) June 25, 2020