有名人が集うファッションの祭典!FASHION’S NIGHT OUT 2019 TOKYO レポート
ファッション誌、VOGUE(ヴォーグ)が主催する世界的なファションの祭典、FASHION’S NIGHT OUT(ファッションズ・ナイト・アウト) 2019 東京。
VOGUE JAPAN 20周年を迎える節目として開催される舞台となった表参道ヒルズに集まった有名人やラフォーレ原宿の様子、FNOに合わせてオープンした限定ストアの様子などをお届け。
エントランスを入るとこれまでに発行された150冊ものVOGUEがウォールとなっているフォトスポットが登場。
背後からライトアップされるフォトジェニックなセットの前で、多くの来場者が記念撮影をしていた。
また、FNOのイベント名をレッドの背景としたものや、ピンクのバルーンが印象的なJ-WAVEのフォトスポットなど、イベントに参加した様子をSNSなどに共有する仕掛けも満載。
出展ブースもOPRRAや柴咲コウプロデュースのMES VACANCES(ミヴァコンス)などにも多くの人が立ち寄っていた。
正午からはこの会場内の特設スタジオでJ-WAVEの番組「SEASONS」の公開生放送が行われた。
ナビゲーターのマリエとレポーターの山中タイキが来場者と対話するスタイルで番組を進行。
マリエはウールのボリューム感あるトップス、山中タイキはこの日のために「sacai」に一番派手な衣装をリクエストし貸してもらったという鮮やかなセットアップを披露していた。
続いて登場したのは、シンセサイザーの独特な音色が印象的なシンガーソングライターのマイカ・ルブテ。
セットされたシンセサイザーを前に、ナビゲーターのマリエと共通のフランスをルーツに持つ点などで共感していた。
ステージでは「NOBARA」、ロシア語で英語の「ノー」を意味する「ニェット」の2曲を披露。
トーンダウンされた幻想的な雰囲気の中で響くシンセサイザーの音色が印象的だった。
登壇前からマリエに、凄く肌が綺麗、と紹介されていた押切もえ。
多くのファンが舞台前、その姿を一目見ようと詰め掛けていた。
CanCamの専属モデルとなる前の高校生時代の読者モデルからスタートしたキャリアの話や事務所の解散など、現在では魅せる事のない苦労や家庭の話などに来場者は聞き入っていた。
17:00からのFNOセレモニーにも登場した冨永愛はデコルテを強調したタイトな黒を基調としたドレスで登場。
登場から舞台袖に戻るまで、終始トップモデルとしてのキャリアを積み上げてきた洗練された所作に多くの来場者が目を奪われていた。
存在感のある制服姿が注目され、モデルへのキャリアのきっかけとなった雑誌は「VOGUE」。
そんなキャリアの初期の話や家族とは夜にはケンカをしないように心掛けたり、周りの近しい人への感謝を忘れないなど、内面的な話も印象的だった。
表参道ヒルズに続いて原宿エリアのランドマークともいえるラフォーレ原宿6階の「ラフォーレミュージアム」に移動。
プラネタリウムマシン「MEGASTAR-Ⅱ」を天井から吊るし、壁や床、そして来場者をライトアップするという斬新な空間の中で国内の若手トップレベルというウクレレの演奏を披露した名渡山遼(なとやま りょう)。
熱気のこもった、超絶テクニックと称される演奏が星空の中に響き渡る演奏だった。
会場内はリラックスして演奏が楽しめるように、座れる空間となっていた。
多くのファンが、大塚愛のライブを前に星空を楽しんでいる様子。
夜の星空を眺めているような暗やみに、優しい光の星々が流れる、ムードのある空間だった。
(モニターの見やすさを優先し、少し明るい画像を掲載しましたが実際は夜空のような暗闇という印象です)、
いよいよ開始となった大塚愛のライブ。
こちらはJ-WAVEによるイベントにも関わらず、録音されないという貴重なライブとなった。
ピアノの弾き語りというプラネタリウムの雰囲気にぴったりの演奏方法で一曲目に疲労された曲は「プラネタリウム」。
本人もプラネタリウムの中で「プラネタリウム」を演奏するのは初めてというだけに、イントロからファンの歓声が場内に響く。
新曲の「Chime」を含めた5曲という豪華なライブは、フリーライブではかなりの豪華さ。
歌い終えた大塚愛と共に舞台に登場したのは、今回のプラネタリウムをプロデュースした大平貴之氏。
プラネタリウム・クリエーターとして活躍する同氏も自分が作り出した空間で多くのアーティストが演奏する様子の感慨深さを語り、サプライズで「サクランボ」の演奏をリクエスト。
プラネタリウムの中でのアップテンポな曲という事で不思議に感じたが、実際の演奏は夜空の雰囲気にピッタリのゆっくりとした店舗の優しい雰囲気の演奏となり、ファンもその余韻に浸るライブとなった。
左右にスワイプで複数の写真をチェック出来ます。
画面を明るくすると星空が鮮明に見えます。
ライブ会場ともなった「LAFORET STARRY NIGHT」。
演奏を終え自由に歩き回れる空間となったプラネタリウムは、FNO終了直前まで来場者が訪れた。
天の川や流星が床や自分自身の服に投影される様子は新鮮ながら、多くの来場者の熱気を冷ましてくれるような癒しを感じられた。
その様子を写真に収めようとスマホを手に撮影する様子も多くみられた。
壁に寄り掛かったリ、思い思いの場所で星空を堪能できる空間は是非次回も開催してほしいと感じた。
会場の様子も少しだけ紹介。
毎年表参道ヒルズのエントランス前には自動車メーカーのブースが登場するが、今年はBMW。
1シリーズを同社のファンには根強い人気のブルーで彩り、ボンネットにはFASHION’S NIGHT OUTのロゴが目立つ特別仕様。
ハッシュタグ「#BMW」、「THE1」の二つをつけてinstagramやtwitterなどのSNSに投稿すると写真のステッカーがもらえる。
原宿。表参道、青山エリア内の店舗も、この日に多くの来場者へのアピールのためにノベルティ配布やポップアップストア、アートイベントなどを開催。
ドリンクやオフィシャルグッズ、DJプレイなど様々な催しで来場者を楽しませていた。
ラコステのポップアップ「OLD meets NEW!!」は今回のイベントのテーマ「sustainability(サステナビリティ)」にも合致した古着を新作と組み合わせて楽しみつつ、大量消費以外のファッションとの付き合い方を提案している。
こちらは、今回のFNOのテーマとなるsustainability(サステナビリティ)=持続可能性を体現したイベント限定のチャリティーTシャツ。
リサイクル素材を使用し、環境負荷の軽減を目指したシャツにはそれぞれ「UNDERCOVER(アンダーカバー)」、「AMBUSH(アンブッシュ)」のデザインによるグラフィックがプリントされる。
そのコンセプトはもちろん、価格も4000円と通常よりも手に取りやすいもので、常に買い求める来場者が見られる人気ぶり。
11:00~22:00までの11時間にも及ぶファッションの祭典「FASHION’S NIGHT OUT 2019 TOKYO」。
常にファッションやカルチャーの発信地となる原宿・表参道・青山エリアをジャックしたイベントは普段以上の盛り上がりで街の熱気を感じる事が出来た。
10月は19日に神戸、26日に名古屋、11月には16-17日に2daysで4回にわたり主要都市を行脚する事になる。
今回の17:00から開催された「FNOセレモニー」は「セカイノオワリ」のオープニングライブや柴咲コウや森星の登場など、上記の有名人以外にもゲストが多数登場し、開場を盛り上げていた。
どのエリアも同様に著名人が登場し盛り上がる事間違いないなので、是非直接熱気を感じられる会場に足を運んでみてほしい。