爽やかな発色の名作!NIKE AIR MAX2 LIGHT(エアマックス スクエアライト)ブルーラグーン
AIR MAX2を軽量にアップデートしたモデルとして1994年にリリースされたエアマックス スクエアライト。
コアなスニーカーヘッズの間では熱い人気を集めるモデルではあったものの、翌年にリリースされたエアマックス95のように復刻モデルとして登場する機会もなく15年の時を経て復刻に至ったモデルだ。
今回はその中でも当時の爽やかな発色を忠実に再現したブルーラグーンを紹介。当時を知る人には懐かしさと感動が、そして当時を知らない人にも新鮮な印象を与えるモデルだと思う。
まずは概観から。
ランニングシューズとしてリリースされたモデルだけに、機能性とデザインが融合している雰囲気。
ホワイトのアッパーに独特な鮮やかさのブルーが差し色となるアッパーはメッシュを多用しつつも、エッジの利いたデザインの補強パーツでホールド感を演出し、軽量な一足に仕上がっている。
エアマックス95の後部にも採用されているエアソールユニットはこの年に開発されたもので、現在の人気モデルの礎となっている点も見逃せない。
続いてアッパーをチェック。
通気性の良いメッシュを部分がランニングシューズとしての機能性を主張し、軽量化にも貢献している。
またシュータン部分は鮮やかなブルーラグーンの目の細かいスエードに目の覚めるようなオレンジのフォントのパッチが鎮座。
機能美を実現したフォルムを美しい配色が引き立てる一足になっている。
シューレースの始点にはリフレクターとしての機能を持たせたシューレースプレートを配置。
これは原型から大きくカラーウェイとデザインを変更した3月に発売されたAIR MAX2LIGHT atmos
にも採用されているディテールだ。
そしてアッパーのデザインはカラーを2色で塗り分けているだけでなく、ブルーの部分はメッシュとスエードを使い分けつつも同色になっている。
素材や機能を色分けするわけではなく、そこを飛び越えてた配色で爽やかな切り返しのツートンカラーを実現している。
機能美が印象的なデザインながらも、2色をしっかりとスニーカーのデザインの中に落とし込んでいる凝った作りだ。
エアマックス95にも採用された後部のエアソールユニット。
クッション性を求める中心部分は5psiに設定して柔らかく、安定性が求められるサイド部分は25psiと硬めの味付けとする事でランニングに求められる市販する要素を当時のテクノロジーを結集して実現したパーツとなる。
現在でも通用するその機能性は日常使いでも快適そのもの。
ちなみにミッドソールに使用されているファイロンという素材も軽量性とポリウレタンと比較して加水分解しにくい特性があり、スニーカー好きには嬉しいポイントだろう。
サイドのビジブルエアの色はシュータンと共通のオレンジがデザインのアクセントになっている。
後部のヒール周りのはシンプルな外観ながら、アッパーの色味に近いブルーのビジブルエアが統一感を演出している。
配置されたリフレクターはシンプルながら、機能性を重視した配置。思いのほか大きく面積が取られており、これもデザインのアイコンになっている。
そして独特なイエローにAIR MAX2 LIGHTのプリントが目を惹くインソール、ホワイトのライナー部分ともに通気性の良い素材を使用している。
爽やかなカラーが活躍する暑いシーズンはもちろん、通年の使用でも快適性を感じられる仕様だ。
詳細なディテールを紹介したエアマックススクエアライトはOGモデルがこれまで復刻される事が無かったモデル。
しかし現在ではシンプルで発色の良さから当時を知らないスニーカーヘッズにも注目されており、軽量性を活かした履きやすさと足元に鮮やかさと爽やかな印象を与えてくれる。
男女問わず、そして様々なシーンでコーディネートのアクセントになってくれるはず。
他にもレッドのOGカラーや豊富なバリエーションが今年は豊富に展開される、ファンには嬉しい年。
是非、お気に入りのカラーを見つけてトライしてみてほしい一足だ。
同じモデルでも大きく印象が変わるatmos別注モデルもチェック。カラフルさが凄い。
OGと別注モデルの2足を写真で比較