BOXのこだわりも凄いエイリアンスタンパー
映画「エイリアン」の40周年を記念してリリースされたAlien Fighter Bishops。
劇中で着用されたエイリアンスタンパーというミッドカットのスニーカーをアンドロイドのビショップが履いていたことにちなんで名づけられたモデル名だ。
また、発売日も舞台となった惑星「LV-426」から4月26日がエイリアン・デーとなった事に合わせてのリリースというこだわりもある。
そんなスニーカー好きにはもちろん、エイリアンファンからも熱い注目を浴びる一足をチェック。
まずスニーカーを見る前に特筆すべきなのは、そのボックス。とにかく大きい。通常のボックスの2倍くらいありそうだ。
三角形のボックスを開封するには、お菓子の箱のようにミシン目をバリバリと剥がす必要があるため、店舗での試着は不可能。その代わり、同じような形状のバスケットシューズを試着させてもらった。
全てのサイズを用意しているわけではなかったので、ある程度あたりを付ける必要があったが、いつものサイズで大丈夫だった。
ちなみにサイズ感はやや狭い印象だが、ハーフサイズ上げる必要は無さそうだ。マイサイズがいつもハーフサイズ上げるか迷うような人は、サイズを上げた方が良いかも知れない。
ボックスはユニオンジャックを基調にデザインされたもの。これだけでもスペースがあれば飾って楽しむ事が出来る。
また、細部にはエイリアンの舞台となった未来を表現するため、2122年の表記や22nd CENTURY FOXなどのディテールまでこだわったプリントが施される。
そのほかにも、ウェイランド・ユタニのロゴや40周年記念などのロゴを並べた配置は、マニアの心をくすぐるポイントではないだろうか。
ボックスを開封すると片方ずつコットンの袋に入れられた本体とスペアのインソールが同梱されている。
スペシャルなインソールのプリントを削りたくないマニアへの心遣いなのかなと思ってしまった。
左足には弾力のあるキーホルダーが二つチェーンでつながれている。
また先述したボックスの開封だが、箱をミシン目に沿って開ける必要があるが、一度開封すると外観が変わってしまうためコレクターズアイテムとしては残念と感じる人もいるはずだ。
今回それは避けたかったので、接着されている部分をヘラで丁寧に剥がしながら開封した。
このように大きく開くボックスに収めると、このサイズのボックスの形と大きさに意味を感じられるのではないだろうか。
中にもREEBOKのロゴが満載だ。
開けるのには苦労するが、スニーカー単体だけでは味わえない楽しさを感じる事が出来るパッケージだ。
続いて本体のディテールを見ていこう。
レトロな近未来感は劇中に登場したディテールを再現したもの。
今作は刺繍やレザーの表面にヴィンテージ感を出し、映画の中に登場した雰囲気を忠実に再現している。
クリームがかったホワイトとネイビー/レッドの3色で構成されたアッパーはエイリアンファンならずともスニーカーヘッズとしては目を惹く配色だと思う。
全体を魅せる履き方はもちろん、パンツの裾でハイカットを隠す劇中のビショップの履き方そのままでも雰囲気のある印象になりそうだ。
ハイカットのフォルムは面積の広いベルクロと足首の細いベルクロの2本のみで固定されるが、レザーの風合いは柔らかいので、見た目よりは快適に履けそうだ。
続いてディテール。
劇中に登場したスニーカーを忠実に再現している本作は、表現されている世界観を抜きにしても完成度の高いデザインだと思う。
シンプルながらもレトロフューチャーな外観が、実際に履く事を考えると新鮮に感じる人も多いのではないだろうか。
そしてディテールにこだわりを感じる大きなボックスは履く前の期分を盛り上げてくれるし、エイリアンファンにとってのコレクターズアイテムとしてもしっかりと作り込まれている。
ディスプレイされている店舗で見ると、見慣れたスニーカーの中でも浮き出るような存在感を感じる一足なので、是非手に取ってその雰囲気を感じてほしい一足だ。