フォトレビュー AIR MAX 95 MINT RUSH 爽やかな発色とOGのディテールを再現した一足
エアマックス95と言えば、モノトーンのグレーグラデーションの中に目の覚めるようなネオンイエローが差し色となっているOGモデルを想像する人も多いはず。
今回紹介するAIR MAX 95 MINT RUSH(ミントラッシュ)は、そんなOGのディテールを忠実に再現しつつも爽やかなミントグリーンで彩った一足。
2009年にもミントカラーがリリースされており、10年ぶりの登場となるだけに多くの人の注目を集め、それに応えるように多くの足数が販売された。
しかし、それでも手に入れるか迷う時間は僅かなうちにオンラインはもちろん、店頭からも姿を消したモデルだ。
まずは外観から。
久々のグレーグラデーションのリリースは多くの人が待ち望んでいたのではないだろうか。
アッパーのディテールは同じでもグラデーションを採用していなかったり、グレー以外のグラデーション(それはそれで楽しいが)を取り入れたモデルが多くリリースされる中、当時の雰囲気をしっかりと再現している。
続いてアッパー部分。
アッパー部分で僅かに異なる点はシュータン前半部分がホワイトからブラックになっているところ。
これも再現されていないというよりは、淡いミントカラーに合わせてブラックで引き締めるという意図があるように思える。
また、airmaxロゴのパッチもネオンのブラック/グレーにイエローの文字からミント/ブラックにホワイトの刺繍となる。
こちらも色味からバランスを考慮した結果だろう。
そしてバックビュー。
個人的にはバックビューはAIR MAX 95をデザイン的に特徴づける大事な部分だと感じる。
リフレクターの色味もOGに近い印象。ミントカラーのスウッシュもグレーとぶつからずに調和している。
アッパーからソールにかけて完結するグラデーションの中でスウッシュ、エアユニット、ソールでミントが差し色として統一感を高めているのも印象的。
最後にソール部分。
コラボモデルなどの限定バージョンでは省かれる事もあるソール部分にあるエアユニットの空気圧表記。
これが当時ハイテクスニーカーの代表としてブームを牽引したモデルのハイテク感を高めるディテールだったのではないだろうか。
歩いた時にチラリと見えるカラーブロックが、履いた時によりデザイン性の高さを感じさせるディテール。この部分もしっかりとOGモデルを引き継いでいる。
このように、当時のグレーグラデーションのデザインを楽しみたい人にはかなりオススメの一足。
実際に履くと色味が鮮やかながらも全体に溶け込むコーディネートが出来る印象で、様々なシーンで活躍してくれるだろう。
ちなみにサイズ感はその他のエアマックス95と同様にやや細めなので、迷ったらハーフサイズアップでも良さそうだ。
ちなみに同時期に発売されたAIR MAX 98 FRESH MINT(フレッシュミント)との比較は追ってレポートの予定。
同じグレーグラデーションとミントカラーを纏いながらも、一味違った印象を楽しめる一足となっている。